第3章 働き方改革実行計画
トライアングル型支援
病気を治療しながら仕事をする者は労働人口の3人に1人と多数を占めるが、病気を理由に仕事を辞めざるを得ない者や、仕事を続けていても職場の理解が乏しいなど、治療と仕事の両立が困難な状況に直面している者は多い。
実行計画は、この問題の対応策として、「治療と仕事の両立に向けたトライアングル型支援などの推進」を掲げ、今後の対応の方向性を次のように説明する。
がん等の病気を抱える患者や不妊治療を行う夫婦が活躍できる環境を整備する。治療状況に合わせた働き方ができるよう、患者に寄り添いながら継続的に相談支援を行い、患者・主治医・会社間を調整する両立支援コーディネーターを配置し、主治医、会社とのトライアングル型サポート体制を構築する。あわせて会社、労働者向けの普及・啓発を行い、企業文化の抜本改革を促す。
そして、実行計画は、次の具体的な施策を掲げる。
①トライアングル型サポート体制の構築
②不妊治療と仕事の両立に関する相談支援の充実
③企業文化の抜本改革
④労働者の健康確保のための産業医・産業保健機能の強化
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