第3章 働き方改革実行計画
女性のリカレント教育の支援
我が国では正社員だった女性が育児で一旦離職すると、復職や再就職を目指す際に、過去の経験、職業能力を活かせない職業に就かざるを得ないことが、労働生産性の向上の点でも問題を生じさせている。大学等における職務遂行能力向上に資するリカレント教育※を受け、その後再就職支援を受けることで、一人ひとりのライフステージに合った仕事を選択しやすくする。
※「リカレント教育」については、【リカレント教育】を参照
そこで、実行計画は、「女性のリカレント教育など個人の学び直しへの支援などの充実」の今後の対応の方向性を、次のように説明する。
個人、企業、政府による人材投資を抜本強化、集中投資を行う。子育て等により離職した女性のリカレント教育や高度なITなど個人の主体的な学び直しを通じたキャリアアップ・再就職への支援を抜本的に拡充する。あわせて、企業による教育訓練の実施拡大、長期の離職者訓練の拡充を図る。また、実践的な職業教育を行う専門職大学を創設するとともに、体系的なキャリア教育を推進する。
そして、次の具体的な施策を掲げる。
・女性のリカレント教育など個人の主体的な学び直し講座の受講支援
・学び直し講座の充実・多様化
・女性リカレント講座の増設等
・企業による教育訓練の実施拡大
・体系的なキャリア教育の推進と実践的な職業教育を行う専門職大学の創設など職業教育の充実
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