第3章 働き方改革実行計画
継続雇用延長・定年延長
高齢者の就業促進のポイントは、年齢に関わりなく公正な職務能力評価により働き続けられる「エイジレス社会」の実現であり、これが、若者のやる気、そして企業全体の活力の増進にもつながる。高齢者の7割近くが、65歳を超えても働きたいと願っているが、実際に働いている人は2割にとどまっている。労働力人口が減少している中で我が国の成長力を確保していくためにも、意欲ある高齢者がエイジレスに働くための多様な就業機会を提供していく必要がある。
このような視点の下、実行計画は、「継続雇用延長・定年延長の支援と高齢者のマッチング支援」の今後の対応の方向性を次のように説明する。
2020年度までの期間を65歳以降の継続雇用延長・65歳までの定年引上げ促進の集中支援期間と位置付け、将来的に継続雇用年齢等の引上げを進めていくための環境整備を図る。また、エイジレスに働くためのキャリアチェンジや雇用ではない働き方を促進するとともに、高齢期の生活困窮を防ぐため就労支援の強化を図ることにより、意欲ある高齢者に多様な就業機会を提供していく。
そして、次の具体的な施策を掲げる。
・継続雇用延長等に向けた環境整備
・マッチングによるキャリアチェンジの促進
・雇用ではない働き方の促進
・高齢期の生活困窮を防ぐ就労支援の強化
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