第1章 我が国の経済社会の現状
就業率
「就業率」とは、15歳以上人口に占める「就業者」(従業者+休業者)の割合である。
・就業率(%)=就業者数/15歳以上人口×100
就業者数は、従業者(収入を伴う仕事をしている者)と休業者(仕事を持っていながら病気などのため休んでいる者)を合わせたものなので、就業率は、15歳以上人口のうち、実際に労働力として活用されている割合を示しているといえる。
今日の人口減少社会の下では、労働市場の動向について、人口減の影響も加味して見る場合の指標として就業率があり、近年では完全失業率と合わせて注目すべき数字となっている。
2013年から2016年まで4年連続で就業者数が増加したことから、就業率も4年連続で上昇し、2016年の年平均は58.1%となっている(労働力調査(平成28年))。